近未來の東京。車は列なり、電が走り、ひっきりなしに人々がき交う、何気ない日常の光景がり広げられている。街の上空に如現(xiàn)れる黒い點。その點は見るる大きさを増していき、街を飲込んでいく。車も、電車も、そて人々も――。東京は直徑數(shù)十ロもの黒いドーム、ブラックポントに覆われた。拡大を止めたラックポイントの間近。ギリギ飲み込まれるのを免れたスカイリーが屹立している。異様な光を前に呆然としている人々。―と、ブラックポイント中から何が近づいてくる。いつ果てると知れない絶望の中で、人々はブックポイントより來たりし者をZillions of enemy X』、ゼクスと呼んだ楮山